MENU

退職届の書き方|例文・封筒と退職願との違い

退職届を書く40代の男性のイメージ

「退職届って、何に、どう書けばいいんだっけ」

私はいま、4社目の会社に退職することを口頭で伝え終わり、これから退職届を出すところです。何度か転職していても、書き方は毎回あやふやになります。

この記事では、退職届と退職願の違い、そのまま写せる書き方の例文、封筒の書き方、いつ誰に出すか、受け取ってもらえないときの対処までをまとめます。

📖 この記事でわかること

  • 退職届・退職願・辞表の違い(撤回できるかが変わる)
  • 退職届の書き方と例文(自己都合・会社都合)
  • 封筒の書き方と、便せんの折り方
  • いつ・誰に・どうやって出すか
  • 受け取ってもらえないときの対処

✅ 先に結論

退職することが決まった後に出すのが「退職届」、まだ相談の段階で出すのが「退職願」です。順番は、口頭で上司に伝える→退職日が決まる→退職届を出す、が基本です。

会社に書式があればそれを使います。なければ白い便せんに、決まった文言を手書きかパソコンで書き、白い封筒に入れて直属の上司に手渡します。

書く文言

「一身上の都合により、〇年〇月〇日をもって退職いたします」

出す相手

直属の上司に手渡し。宛名は社長

受け取ってもらえない

内容証明郵便などで送れば、届いた記録が残る

自分で退職届を出すのがつらいなら|後払いの退職代行「即ヤメ」

即ヤメは、完全後払い制(審査あり)の退職代行です。会社への退職の連絡を代わりに行い、公式サイトでは退職できなかった場合は支払い不要とされています。

相談してから利用するか決められます。料金・対応範囲は公式で確認してください

即ヤメに相談してみる →

※未払い賃金の請求など会社との交渉が必要な場合は、弁護士が運営する退職代行を選んでください。

こはく

退職届は、辞めるって話がついてから出す「確認の書類」や。いきなり机に置くもんやないで。

目次

退職届・退職願・辞表の違い

机に並べた白い封筒と便せん

似た名前の書類が3つありますが、意味と出す人が違います。

書類意味出したあと撤回できるか
退職願「辞めさせてください」というお願い会社が承諾する前なら、撤回できる余地がある
退職届「〇日で辞めます」という通知会社に届いた後は、原則として撤回できない
辞表役員や公務員が職を辞めるときの書類会社員は使わない

退職願は「相談」、退職届は「決定の通知」

退職願は、会社と話し合って辞める日を決める前に出す、お願いの書類です。会社が承諾するまでは、取り下げを申し出られる余地があります。

退職届は、辞めることを一方的に伝える書類です。会社に届いた時点で効力が生じるので、「やっぱり辞めません」は原則として通りません。出すのは、気持ちが固まってからにしてください。

会社が認めなくても、2週間で辞められる

期間の定めのない雇用(正社員など)は、民法の決まりで、退職を申し出てから2週間たてば雇用契約が終わります。会社の承諾は必要ありません。

就業規則で「1か月前までに申し出る」などと決めている会社も多いので、円満に辞めたいならそちらに合わせるのが無難です。契約社員など期間の定めがある場合はルールが違うので、別の記事を参考にしてください。

📚 出典:民法第627条(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)。確認日 2026年9月30日。

退職届の書き方|そのまま写せる例文

便せんに黒のボールペンで書く手元

会社に決まった書式があれば、まずそれを使います。ない場合は、次の例文を写せば足ります。

📄 例文|自己都合で辞める場合(縦書きの順)

退職届

私儀

このたび、一身上の都合により、令和〇年〇月〇日をもって退職いたします。

令和〇年〇月〇日(提出日)

〇〇部〇〇課 氏名(署名・押印)

株式会社〇〇
代表取締役社長 〇〇〇〇 殿

📄 例文|会社都合で辞める場合

退職届

このたび、貴社の事業縮小に伴う退職勧奨に応じ、令和〇年〇月〇日をもって退職いたします。

令和〇年〇月〇日(提出日)

〇〇部〇〇課 氏名

株式会社〇〇
代表取締役社長 〇〇〇〇 殿

会社都合なのに「一身上の都合」と書かない

退職勧奨や事業所の閉鎖などで辞めるのに「一身上の都合」と書くと、自己都合の退職と受け取られるおそれがあります。自己都合と会社都合では、失業給付の始まる時期や日数が変わります。

会社から「一身上の都合で書いて」と言われても、実際の理由と違うなら、その理由を書いてください。

用紙・ペン・手書きかパソコンか

用紙は白い無地の便せん(A4かB5)で、黒のボールペンか万年筆で書きます。消せるボールペンは使いません。

手書きでなければいけない決まりはなく、パソコンで作って印刷しても構いません。その場合も、氏名だけは手書きで署名しておくと丁寧です。

退職日は、有給の残りを足してから決める

退職日は、最終出社日ではなく、会社に在籍する最後の日です。有給休暇が残っているなら、最終出社日の後に有給を使い切る日を退職日にできます。

先に有給の残日数を確認し、上司と合意した日付を書いてください。

封筒の書き方と、便せんの折り方

三つ折りにした便せんを封筒に入れる手元

封筒は、中が透けない白い無地のものを使います。便せんのサイズに合わせて、A4なら長形3号、B5なら長形4号が目安です。

封筒の表

中央に黒字で「退職届」と縦に書く。宛名は書かない

封筒の裏

左下に所属部署と氏名を書く。手渡しならのり付けは不要

便せんの折り方

下から3分の1、上から3分の1の順に三つ折り。書き出しが上に来る向きで入れる

手渡しなら封はしない、郵送なら封をする

上司に直接渡すときは、中をすぐ確認できるように封はしなくて構いません。郵送する場合は、のり付けして「〆」を書きます。

郵送のときは、退職届を入れた白い封筒を、さらに宛名を書いた送付用の封筒に入れて送ります。

「退職願」を出すなら表書きも変える

退職願を出す場合は、便せんの1行目と封筒の表を「退職願」にします。本文の結びも「退職いたしたく、ここにお願い申し上げます」とお願いの形に変えます。

どちらを出すか迷ったら、会社の書式や上司の指示に合わせてください。

いつ・誰に・どうやって出す?|私の場合

上司に白い封筒を手渡す様子

退職届は、書くことより出す順番のほうが大事です。

1

直属の上司に口頭で退職の意思を伝える

2

話し合って退職日と最終出社日を決める

3

会社の書式か、例文どおりに退職届を書く

4

直属の上司に手渡しする(書式が人事あてなら指示に従う)

5

引き継ぎ・有給消化・返却物の準備に入る

私は口頭で伝え終わり、退職届はこれから

私はいま、上の手順の1まで終わったところです。上司に口頭で退職を伝え、退職届はこれから出します。

いきなり退職届を机に置くより、先に口頭で話しておくほうが、退職日や引き継ぎの相談がしやすくなります。

出す時期は、就業規則の期限を確かめてから

就業規則に「退職の1か月前までに申し出る」などの期限があれば、それに間に合うように出します。就業規則は、会社が働く人に見られるようにしておく決まりになっています。

法律上は2週間で辞められますが、引き継ぎを考えると、1か月以上前に伝えるほうが揉めにくくなります。

出したらコピーか写真を残す

手渡しする前に、退職届をコピーするかスマホで撮影しておきます。いつ、誰に渡したかもメモしておくと、後で「受け取っていない」と言われたときに説明できます。

退職届を受け取ってもらえないときの対処

郵便局の窓口で封筒を差し出す様子

「今は受け取れない」「後任が決まるまで待て」と言われることもあります。その場合の手順です。

内容証明郵便で送れば、届いた記録が残る

手渡しを断られたら、内容証明郵便(配達証明つき)で会社に送る方法があります。いつ、どんな内容の書類が届いたかを郵便局が証明してくれるので、「受け取っていない」とは言えなくなります。

メールで人事や上司に送り、送信記録を残すのも一つの方法です。

「辞めさせない」は通らない。困ったら相談先へ

期間の定めのない雇用なら、退職の意思が届いてから2週間で辞められます。脅されたり、嫌がらせを受けたりする場合は、都道府県労働局の総合労働相談コーナー(無料)に相談できます。

自分で会社とやりとりするのが限界なら、退職代行を使う方法もあります。

もう自分で会社と話せないなら|後払いの退職代行「即ヤメ」

即ヤメは、料金を退職が済んでから払う後払いの退職代行です。退職届を受け取ってもらえない、上司と話すのがつらいといった場合に、会社への連絡を代わりに行います。

相談してから利用するか決められます。料金・対応範囲は公式で確認してください

即ヤメに相談してみる →

※未払い賃金の請求など会社との交渉が必要な場合は、弁護士が運営する退職代行を選んでください。

退職届を出した後にやること

退職後の給付金や制度の申請書類を確認・整理する様子

退職届を出したら、退職日までに片づけることがあります。抜けると、退職後の手続きで困ります。

やること中身
引き継ぎ担当業務・取引先・データの置き場所を書面にまとめる
返すもの健康保険証(資格確認書)・社員証・制服・会社のパソコンなど
受け取るもの離職票・源泉徴収票・雇用保険被保険者証・年金手帳(ある場合)
退職後14日以内次の会社が決まっていなければ、国民健康保険と国民年金の手続き

離職票は「いつ届くか」を先に聞いておく

失業給付の手続きには、会社が発行する離職票が必要です。退職後に郵送されることが多いので、いつごろ届くかを人事に確認しておきます。

次の会社が決まっている場合は、源泉徴収票を転職先に出すことになります。

空白期間ができるなら、保険と年金の切り替えを忘れない

退職日の翌日から次の会社に入るまでに間が空く場合、国民健康保険と国民年金に切り替えます。どちらも退職日の翌日から14日以内が手続きの目安です。

健康保険は、前の会社の保険を最長2年続ける「任意継続」を選べる場合もあります。保険料を比べてから決めてください。

よくある質問

よくある質問

退職届と退職願はどちらを出せばいいですか?

退職日が決まった後なら退職届、まだ会社と相談している段階なら退職願です。会社に書式や指示があれば、それに従ってください。

退職届は手書きでないといけませんか?

決まりはありません。パソコンで作って印刷しても構いません。その場合も、氏名は手書きで署名しておくと丁寧です。

退職届はいつまでに出せばいいですか?

就業規則の期限(1か月前など)に間に合うように出します。法律上は、期間の定めのない雇用なら申し出から2週間で辞められます。

退職届の宛名は誰にしますか?

会社の代表者(代表取締役社長)の名前にし、「殿」または「様」をつけます。実際に手渡すのは直属の上司です。

退職届を受け取ってもらえないときはどうすればいいですか?

内容証明郵便(配達証明つき)で送るか、メールで送って記録を残します。期間の定めのない雇用なら、意思が届いてから2週間で退職できます。

まとめ

まとめ

✅ まとめ

  • 退職願は「相談」、退職届は「決定の通知」。届いた退職届は原則撤回できない
  • 順番は、口頭で伝える→退職日を決める→退職届を出す
  • 文言は「一身上の都合により、〇年〇月〇日をもって退職いたします」
  • 会社都合なら「一身上の都合」と書かない
  • 白い封筒の表に「退職届」、裏に所属と氏名。直属の上司に手渡し
  • 受け取ってもらえなければ内容証明郵便。2週間で辞められる

どのエージェントに相談すればいいか決まらないなら

転職エージェントナビは、circus株式会社が運営するエージェントのマッチングサービスです。公式のプレスリリースでは、全国300人以上のキャリアアドバイザーの中から、相性のよい担当者を紹介すると説明されています。

LINEで面談コンシェルジュと15〜30分ほど話し、合いそうなアドバイザーを紹介してもらう流れです。退職の前後で次の仕事を相談できる相手を探すとき、合いそうなアドバイザーを紹介してもらう入口として使えます。

正直に書いておくと、公式によると主な利用者は20代・Z世代などの若年層です。40代だと紹介先が限られる可能性はあります。

それでも「どこに登録すればいいか分からない」状態で片っ端から登録するより、相談で絞るほうが手間は減ります。

相談は無料。紹介を受けるかどうかは話を聞いてから決められます

自分に合うエージェントを無料で紹介してもらう →

※出典:circus株式会社プレスリリース(2025年5月8日)。確認日 2026年9月19日。サービス内容は変更される場合があります。

ひすい

口頭で伝えて、日付を決めて、例文どおりに書く。順番さえ分かれば、退職届はこわくないですね。

あわせて読みたい記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次