みんな、どんな理由で会社を辞めているんでしょうか。
辞めたい理由が自分でもうまく言葉にならない。人に話すと「甘えでは」と言われそうで怖い。そんなときに効くのは、励ましより実際の数字です。
厚生労働省の調査で、実際に転職した人が挙げた理由の1位は、男性が給料等収入が少なかった、女性が労働時間・休日等の労働条件が悪かったでした。
この記事では2つの公的統計から転職理由のランキングを出し、年代でどう変わるのか、そして面接でそれをどう伝えればいいのかまでを整理します。
📖 この記事でわかること
- 実際に転職した人の理由トップ5(男女別・公的統計)
- 別の統計で見た1,995万人の離職理由ランキング
- 20代・30代・40代で理由がどう変わるか
- 「辞めたい」と思いながら動かない人が多い理由
- 本音を、面接で伝わる言葉に置き換える方法
転職理由ランキング|実際に辞めた人が挙げた理由

厚生労働省の雇用動向調査は、転職して入職した人に前職を辞めた理由を聞いています。願望ではなく、実際に動いた人の回答です。
| 前職を辞めた理由 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 労働時間・休日等の労働条件が悪かった | 8.6% | 12.8% |
| 職場の人間関係が好ましくなかった | 9.0% | 11.7% |
| 給料等収入が少なかった | 10.1% | 8.3% |
| 会社の将来が不安だった | 7.4% | 5.1% |
| 仕事の内容に興味を持てなかった | 4.4% | 3.6% |
| 能力・個性・資格を生かせなかった | 3.8% | 3.7% |
| (参考)定年・契約期間の満了 | 14.1% | 10.7% |
| (参考)会社都合 | 5.2% | 5.3% |
人間関係で辞めるのって、やっぱり多いんだね。
男女とも上位だよ。「甘え」で片づけられる話じゃない。
男性の1位は「給料」10.1%
男性で最も多い実質的な理由は給料等収入が少なかった(10.1%)です。2位が職場の人間関係9.0%、3位が労働時間・休日等の労働条件8.6%と続きます。
前年(8.2%)から1.9ポイント上がっており、上昇幅も大きい項目です。物価が上がる中で、今の収入では立ち行かないと判断した人が増えたと読めます。
女性の1位は「労働時間・休日」12.8%
女性で最も多いのは労働時間・休日等の労働条件が悪かった(12.8%)。2位が職場の人間関係11.7%、3位が給料等収入8.3%です。
労働条件は前年から1.7ポイント上昇し、女性の理由の中で最も伸びました。時間の制約が厳しい人ほど、賃金より働き方そのものが決め手になる——という構図が数字に出ています。
伸び幅トップは「会社の将来が不安だった」
前年からの上昇幅が最大だったのは、男性の会社の将来が不安だった(5.2%→7.4%・+2.2ポイント)です。
これは今の待遇への不満ではなく、この会社に居続けて大丈夫かという先行きへの不安です。同時に「仕事の内容に興味を持てなかった」は男性で3.0ポイント減っており、動機の重心が「今つらい」から「先が見えない」へ移りつつあることがうかがえます。
最大の項目は「その他の個人的理由」20〜24%
実は選択肢の中で最も多いのはその他の個人的理由(男性20.2%・女性24.3%)です。ただし内訳が公表されていないため、ランキングからは外しました。
ここには、体調・家庭の事情・配偶者の転勤など、既存の選択肢に当てはまらない事情が入っていると考えられます。4〜5人に1人は「用意された理由に当てはまらない」と答えているという事実自体、覚えておく価値があります。
もう一つの統計で検証|1,995万人の離職理由


総務省の就業構造基本調査は、過去5年間に前職を辞めた人を人数で集計しています。選択肢の作りが違うので、別の角度から確かめられます。
| 前職の離職理由 | 人数 | 5年前との差 |
|---|---|---|
| 労働条件が悪かったため | 232.6万人 | -2.4万人 |
| 病気・高齢のため | 215.9万人 | +12.8万人 |
| 定年のため | 173.0万人 | -20.3万人 |
| 自分に向かない仕事だった | 140.9万人 | +25.3万人 |
| 雇用契約の満了のため | 139.5万人 | +4.1万人 |
| 収入が少なかったため | 137.5万人 | -3.6万人 |
| 会社倒産・事業所閉鎖のため | 100.0万人 | -0.1万人 |
| 出産・育児のため | 69.6万人 | -32.9万人 |
| 事業不振や先行き不安のため | 67.5万人 | +7.6万人 |
| 人員整理・勧奨退職のため | 55.4万人 | +4.2万人 |
| 介護・看護のため | 47.4万人 | -2.5万人 |
| 結婚のため | 36.6万人 | -14.2万人 |
こちらでも1位は「労働条件」
調査主体も選択肢も違うのに、トップは労働条件が悪かったため(232.6万人)で一致しました。
雇用動向調査の女性1位と同じ項目です。2つの独立した公的統計が同じ答えを出しているので、労働時間と休日が転職の最大の引き金だという結論はかなり固いと言えます。
増加幅トップは「自分に向かない仕事だった」+25.3万人
5年前と比べて最も増えたのは自分に向かない仕事だった(140.9万人・+25.3万人)でした。伸び率にすると2割以上の増加です。
待遇でも人間関係でもなく、仕事の中身が自分に合っているかどうかで辞める人が増えている。ミスマッチを我慢し続ける前提が薄れてきたことの表れとみられます。
「病気・高齢」が215.9万人で2位
見落とされがちですが、病気・高齢のため(215.9万人・+12.8万人)が全体の2位に入っています。労働条件に次ぐ規模です。
体調を理由に職を離れる人は年間ベースでも相当数いる、ということです。心身の不調で働けなくなるのは特殊なケースではありません。この規模の人が同じ道を通っていると知っておくだけでも、追い詰められ方は変わります。
減ったのは「出産・育児」と「結婚」
最も減ったのは出産・育児のため(-32.9万人)、次いで結婚のため(-14.2万人)でした。
ライフイベントで仕事を辞める人は明確に減っています。前の記事で見た「女性の平均勤続年数が男性より大きく伸びている」という変化と、方向が一致します。辞める理由の構成そのものが、この5年で入れ替わりつつあるということです。
年代別に見る転職理由|20代と40代では顔つきが違う


全体平均だけを見ると自分の年代の実像を取り逃がします。同じ調査を年齢階級で切ると、上位が入れ替わります。
| 年代 | その年代で特に高い理由 | 割合 |
|---|---|---|
| 25〜29歳・男性 | 給料等収入が少なかった | 16.9% |
| 30〜34歳・男性 | 会社の将来が不安だった | 14.9% |
| 35〜39歳・男性 | 労働時間・休日等の労働条件 | 13.5% |
| 40〜44歳・男性 | 職場の人間関係 | 16.0% |
| 45〜49歳・男性 | 給料等収入が少なかった | 14.3% |
| 25〜29歳・女性 | 労働時間・休日等の労働条件 | 15.2% |
| 40〜44歳・女性 | 給料等収入が少なかった | 15.1% |
| 40〜44歳・女性 | 介護・看護 | 8.1% |
| 45〜49歳・女性 | 労働時間・休日等の労働条件 | 15.3% |
20代後半は圧倒的に「給料」16.9%
25〜29歳男性の給料等収入が少なかった16.9%は、全年代・全項目を通じても突出した数字です。全体平均10.1%の1.7倍にあたります。
この年代は転職入職率も最も高く(男性15.1%・女性16.8%)、もっとも動き、もっとも給料で動いている層です。同世代と比べて明らかに低いと感じたら、それは動く合理的な理由になります。
30代前半は「会社の将来が不安」14.9%
30〜34歳男性では会社の将来が不安だった14.9%が最上位に来ます。全体平均7.4%の2倍です。
社内の事情がひととおり見えてきて、10年後の自分の姿も想像がつく。会社の限界と自分の残り時間が同時に見え始める年代だと言えます。
40代前半は「人間関係」が1位になる
40〜44歳男性では職場の人間関係16.0%がトップに立ちます。全体平均9.0%の1.8倍です。
管理職として板挟みになる、上下双方と噛み合わなくなる——この年代特有の負荷が反映されているとみられます。40代で人間関係を理由に辞めるのは、統計的にはむしろ標準的です。
40代女性は「介護・看護」が8.1%まで上がる
40〜44歳女性では介護・看護8.1%が急に立ち上がります。全体平均1.0%の8倍です。同じ年代で給料等収入15.1%も高く、お金と介護の両方が同時に来る構図になっています。
男性の同年代では介護・看護は0.7%にとどまります。ここは男女差が最も極端に出る項目です。
40代以降で動く場合の年齢の条件については、氷河期世代の記事で整理しています。


理由があるのに動かない人が690万人いる


ここまでは「実際に辞めた人」の理由でした。辞めたいと思いながら動いていない人は、その2倍以上います。
⚖️ 理由はある。でも動いていない
転職等希望者
1,023万人
実際の転職者
330万人
差は約690万人。就業者の7人に1人が「変えたい」と答えながら、その多くが1年を持ち越しています。
理由が言葉にならないと動けない
転職活動では、必ず「なぜ辞めるのか」を人に説明する場面が来ます。ここが固まっていないと、応募の段階で止まります。
統計の項目は6つか7つしかありませんが、実際の気持ちはもっと混ざっているのが普通です。まず自分の理由がどの項目に近いかを選ぶだけでも、輪郭がはっきりします。
体力が残っていないと段取りが組めない
筆者は適応障害で休職したあと退職・転職を経験しましたが、いちばん消耗したのは求人探しではなく離職票・健康保険・年金・失業給付の手続きでした。調べるだけで数日かかります。
心身が削れている状態では、その数日が確保できません。690万人の中には、意欲ではなく余力の問題で止まっている人がかなり含まれているはずです。
「甘え」かどうかは統計が答えてくれる
人間関係で辞めたいと思っている人へ。それは男性の9.0%・女性の11.7%が実際に選んだ理由です。40〜44歳男性なら16.0%で、その年代の最多理由でもあります。
統計は励ましてはくれませんが、自分の感覚が特殊なのかどうかは教えてくれます。よくある理由だとわかるだけで、判断はしやすくなります。
「よくあること」ってわかるだけで、ちょっと楽になるよね。
「退職理由」と「志望理由」は分けて考える


面接で詰まる人の多くは、この2つを1つの話にしようとしています。役割が違うので、分けたほうが楽になります。
📤 退職理由
- なぜ前の会社を出るのか
- 聞かれるのは「またすぐ辞めないか」
- 短く、事実ベースで
📥 志望理由
- なぜこの会社なのか
- 聞かれるのは「うちで何ができるか」
- 長く、具体的に
退職理由に求められているのは「再現性の否定」
面接官が退職理由を聞くとき、知りたいのは過去の詳細ではありません。同じことがうちでも起きて、またすぐ辞めるのではないかという一点です。
だから答えるべきは「何があったか」ではなく「その条件はうちでは起きない、と相手が納得できる形」です。労働時間が理由なら「繁忙期が年間を通して続く体制だった」のように、環境側の事情として述べると再現性の話が成立します。
2つが矛盾していないかを必ず確認する
退職理由が「残業が多すぎた」なのに、志望理由が「裁量を持ってどこまでもやりたい」だと、聞いている側は混乱します。
出る理由と入る理由は、同じ一本の線でつながっている必要があります。書き終えたら並べて読み返し、片方がもう片方を否定していないかだけは確認してください。
時間配分は退職理由1・志望理由3くらい
退職理由を長く話すほど、印象は悪くなりやすくなります。30秒程度で切り上げ、残りを志望理由と実績に使うのが無難です。
深掘りされたら答えればいい話で、こちらから細部を差し出す必要はありません。聞かれていないことまで話すと、それ自体が不満の多さとして受け取られます。
嘘をつくと後で必ず苦しくなる
言い換えは、事実を別の角度から述べることです。存在しない志望動機を作るのとは違います。
本当は給料が理由なのに「御社の理念に共感して」だけで押し通すと、入社後に条件面で不満が出たとき、自分でも整理がつかなくなります。条件で選んだなら、条件で選んだと言える形に整えるほうが、結果的に長続きします。
本音と建前|面接で転職理由をどう伝えるか


統計上の1位は「労働条件」と「人間関係」ですが、それをそのまま面接で言うと不利になりがちです。嘘をつく必要はなく、視点を変えるだけで通ります。
| 本音(統計上の理由) | 面接で伝える形 |
|---|---|
| 給料が少なかった | 成果を評価に反映する仕組みのある環境で働きたい |
| 労働時間・休日が悪かった | 長く続けられる働き方で、成果を出し続けたい |
| 職場の人間関係が悪かった | チームで連携しながら進める仕事に力を入れたい |
| 会社の将来が不安だった | 成長している領域で経験を積みたい |
| 仕事内容に興味を持てなかった | ◯◯の分野に軸足を移したい |
| 能力を生かせなかった | これまでの◯◯の経験を直接生かせる場で働きたい |
原則は「不満」を「希望」に置き換える
転職理由の言い換えは、事実を曲げることではありません。同じ事実を、過去への不満ではなく将来への希望の側から述べ直すだけです。
「残業が多くて限界だった」は事実ですが、面接官が知りたいのは「うちで何をしたいか」です。辞める理由と入る理由が同じ方向を向いていれば、それで筋は通ります。
前の会社の悪口だけは避ける
人間関係が理由の場合、具体的に誰がどう悪かったという話に踏み込むほど印象が悪くなります。聞いている側には事情がわからず、「この人はうちでも同じことを言うかもしれない」と受け取られるからです。
事実として起きたことは短く述べ、そこから何を求めるようになったかに時間を割くほうが有利です。
給料が理由なら、隠さないほうがいい場合もある
収入は25〜29歳男性で16.9%が挙げる、堂々たる主要理由です。ぼかしすぎると希望条件が伝わらず、結局ミスマッチになります。
実際、転職した人の40.5%は賃金が増えています(増加が減少を11.1ポイント上回る)。収入を上げるための転職は例外ではなく多数派に近い動きなので、伝え方を整えたうえで正面から出す判断もあります。
体調が理由のときは、事実と現状をセットで
病気・高齢を理由に前職を辞めた人は215.9万人と、離職理由の全体2位です。決して珍しい事情ではありません。
伝えるかどうかは状況によりますが、伝える場合は「何があったか」だけで止めず「現在はどういう状態で、どう働けるか」まで一続きで話すほうが、相手も判断しやすくなります。健康状態の扱いに不安がある場合は、応募前に医療機関や公的な相談窓口で確認しておくと安心です。
転職理由の例文|統計上位の6つをそのまま形にする


実際の言い回しに落とすとこうなります。自分の経験に置き換えて使ってください。丸写しはすぐ見抜かれます。
例文①|給料が理由のとき(男性1位・10.1%)
「前職では担当領域が広がり、売上でも一定の成果を出せた実感がありました。一方で評価が年次で決まる仕組みだったため、成果と処遇が結びつきにくい状況でした。
成果を評価に反映する仕組みが整った環境で、これまでの◯◯の経験をそのまま伸ばしていきたいと考えています。」
ポイント:金額を最初に出さず、成果と評価のずれとして述べる。希望額は条件面の確認で別途伝える。
例文②|労働時間・休日が理由のとき(女性1位・12.8%)
「前職は繁忙期が年間を通して続く体制で、業務量の調整が個人の裁量では難しい状況でした。
短期的には対応できましたが、この先も同じ成果を出し続けるには、業務が仕組みで回る環境のほうが自分は力を発揮できると考えるようになりました。」
ポイント:「きつかった」ではなく「継続的に成果を出す条件」として述べる。体制の問題として語ると再現性の話になる。
例文③|人間関係が理由のとき(40代男性1位・16.0%)
「前職では部署間で情報が共有されにくく、調整に多くの時間を割く状況が続いていました。
チームで連携しながら進める仕事にこそ自分の強みがあると感じており、その進め方が根づいている環境で働きたいと考えています。」
ポイント:個人名や人格の話には一切踏み込まない。「情報共有」「連携」など仕組みの言葉に翻訳する。
例文④|会社の将来が不安なとき(伸び幅1位・+2.2pt)
「前職の主力事業は市場が縮小傾向にあり、新しい領域への投資も限定的でした。
自分の経験を、これから伸びる領域で通用するものにしていきたいと考えています。御社の◯◯事業は、これまで担当してきた△△の知見をそのまま生かせる領域だと感じました。」
ポイント:会社を批判する形にしない。市場環境の事実と、自分のキャリアの方向を並べる。
例文⑤|仕事が自分に向かないとき(増加幅1位・+25.3万人)
「配属された業務では、正確さを長時間維持することが中心に求められていました。数年続けた結果、自分は改善を提案して形にしていく仕事のほうが成果を出せると判断しました。
前職でも◯◯の改善を担当した際は△△という結果につながっており、その方向で経験を積み直したいと考えています。」
ポイント:「向いていなかった」で終わらせず、向いていると判断した根拠を実績で示す。
例文⑥|体調が理由のとき(病気・高齢は215.9万人)
「前職在籍中に体調を崩し、療養のため退職しました。現在は回復しており、通常勤務に支障のない状態であることを医師にも確認しています。
療養中に◯◯の学習を進めており、これまでの△△の経験と合わせて御社で生かしたいと考えています。」
ポイント:「何があったか」で止めず「今どうで、どう働けるか」まで一続きに。伝えるかどうか自体は状況次第で、健康状態の扱いに不安があれば医療機関や公的な相談窓口で先に確認を。
年代ごとの転職率や、転職後に賃金がどう動いたかについては別の記事で詳しくまとめています。


次の職場を探すとき、求人票のどこを見るかは別の記事にまとめています。


よくある質問


転職理由で最も多いのは何ですか?
厚生労働省の令和6年雇用動向調査では、実質的な理由の1位は男性が「給料等収入が少なかった」10.1%、女性が「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」12.8%です。
総務省の就業構造基本調査では人数ベースで「労働条件が悪かったため」232.6万人が最多でした。調査が違っても労働条件・人間関係・収入の3つが上位に来る点は共通しています。
人間関係を理由に転職するのは甘えですか?
統計上はごく一般的な理由です。「職場の人間関係が好ましくなかった」を挙げた人は男性9.0%・女性11.7%で、どちらも上位に入ります。
40〜44歳男性では16.0%でその年代の最多理由です。特殊な事情ではなく、多くの人が実際に選んでいる理由だと言えます。
面接で「給料を上げたい」と正直に言ってもいいですか?
伝え方を整えたうえでなら問題になりにくい理由です。25〜29歳男性では16.9%が収入を理由に挙げており、主要な動機として一般的です。
また実際に転職した人の40.5%は賃金が増加しています。ただし金額の話だけで終わらせず、その会社で何をして成果を出すのかとセットで話すほうが伝わります。
「その他の個人的理由」が一番多いのはなぜですか?
雇用動向調査では「その他の個人的理由」が男性20.2%・女性24.3%で最多ですが、内訳は公表されていません。
体調、家庭の事情、配偶者の転勤など、用意された選択肢に当てはまらない事情が入っているとみられます。4〜5人に1人が既存の選択肢では答えられなかった、という事実自体が読み取れる部分です。
辞めたい理由はあるのに、なかなか動けません。
珍しいことではありません。2025年平均で転職等希望者は1,023万人、実際の転職者は330万人で、約690万人が思いながら動いていない計算になります。
求人を探す前に、離職票・健康保険・年金・失業給付の4つで自分が何をすることになるかを書き出すだけでも詰まりは減ります。心身の不調がある場合は、まず休むことと医療機関への相談が先です。
まとめ


✅ まとめ:転職したくなる原因のポイント
- 実質的な理由の1位は男性「給料」10.1%、女性「労働時間・休日」12.8%
- 人間関係は男女とも上位。40〜44歳男性では16.0%で最多
- 伸び幅トップは男性の「会社の将来が不安だった」+2.2ポイント
- 別統計でも1位は「労働条件」232.6万人。増加幅トップは「自分に向かない仕事」+25.3万人
- 「病気・高齢」が215.9万人で全体2位。体調での離職は特殊ではない
- 25〜29歳は給料、30代前半は会社の将来、40代前半は人間関係と年代で入れ替わる
- 面接では「不満」を「希望」に置き換える。前職の悪口には踏み込まない
出典:厚生労働省「令和6年 雇用動向調査」/総務省「令和4年 就業構造基本調査」「労働力調査(詳細集計)2025年平均」。確認日 2026年9月13日。統計の数値は調査年ごとに更新されます。





コメント