「結局どこを使えばいいのか」が分からない
転職サイトの比較記事は山ほどありますが、順位の根拠が書かれていないものが大半です。ここでは利用者5,255人の満足度調査の実数と、運営者本人が40代で動いた結果の数字を並べます。
満足度が高いサービスと、実際に面接まで進んだ経路は、必ずしも同じではありませんでした。
📖 この記事でわかること
- 転職サイト・転職エージェントの満足度ランキング(実数つき)
- サイトとエージェントの違いと、向いている場面
- 40代が実際に応募して、どの経路で面接まで進んだか
- 登録前に確認する3点(許可番号・対応領域・地域)
- 複数を使い分けるときの組み合わせ方
✅ 先に結論
満足度の上位はマイナビ転職・エン転職・リクナビNEXT・doda(転職サイト)、マイナビ転職AGENT・エン エージェント・doda・リクルートエージェント(エージェント)でした。ただし満足度は規模の順位ではありません。求人数で選ぶなら別の見方が要ります。
自分で選んで応募したい
転職サイト。求人を横断して見られる。ペースを自分で決められる
書類や日程を任せたい
エージェント。ただし推薦を通る必要があり、紹介が出ないこともある
満足度ランキング|実際に使った人の評価

オリコン顧客満足度調査の2026年の結果です。実際にサービスを使った人のアンケートをもとに集計されています。
| 転職サイト | 総合得点 |
|---|---|
| マイナビ転職 | 70.7点 |
| エン転職 | 70.6点 |
| リクナビNEXT | 70.2点 |
| doda | 69.9点 |
| 転職エージェント | 総合得点 |
|---|---|
| マイナビ転職AGENT | 70.8点 |
| エン エージェント | 70.7点 |
| dodaエージェントサービス | 69.6点 |
| リクルートエージェント | 69.2点 |
| パソナキャリア | 68.8点 |
| ワークポート | 68.5点 |
調査の規模
転職サイトは利用者5,255人・15サービスが対象、転職エージェントは3,432人が対象です。データは学術研究機関にも公開されています。
個人ブログのランキングと違い、集計の母数と方法が示されている点が使いどころです。
ただし「満足度=規模」ではない
求人数や登録者数で見れば、リクルート系やdodaの方が大きい規模です。順位が入れ替わるのは、満足度が使い勝手や対応の丁寧さを測っているためです。
「どこが一番か」ではなく「何を重視するか」で選ぶほうが実用的です。
📚 出典:オリコン顧客満足度調査「転職サイト」(2026年・回答5,255人/15サービス)、同「転職エージェント」(2026年・回答3,432人)。確認日 2026年9月23日。得点は調査時点のものです。
転職サイトとエージェントの違い

名前が似ていますが、仕組みがまったく違います。ここを理解しないと、使い方を間違えます。
| 比べる点 | 転職サイト | 転職エージェント |
|---|---|---|
| 応募の仕方 | 自分で求人を探して直接応募 | 担当者が求人を紹介し、推薦する |
| 企業のコスト | 求人広告の掲載料 | 採用が決まると紹介手数料(成功報酬) |
| 書類・面接対策 | 自分で準備 | 担当者が添削・対策を手伝う |
| 日程調整 | 自分で連絡 | 担当者が代行 |
| 年収交渉 | 自分で交渉 | 担当者が代わりに交渉 |
| 求人の範囲 | 掲載されている求人すべて | そのエージェントの手持ちのみ |
| 向いている人 | 自分のペースで進めたい人 | 在職中で時間が取りにくい人 |
エージェントは「紹介が出ない」ことがある
企業は採用が決まると紹介手数料を払うため、書類の基準が上がりやすくなります。その結果、登録しても紹介できる求人がないと言われることがあります。
これは能力の否定ではなく、そのエージェントの手持ちと条件が合わなかっただけです。
サイトは「自分で見極める」前提
求人を自由に見られる代わりに、条件の確認は自分で行います。固定残業代、年間休日、変更の範囲などは、求人票を読めるようにしておく必要があります。

40代が実際に動いた結果

ここからは運営者本人の数字です。2026年9月時点で、職種を絞らず「興味がある仕事」に応募した結果です。
📊 応募から面接に進めた割合(運営者の実数)
※応募した職種・企業が異なるため、サービスの優劣を示すデータではありません。2026年9月時点。
大手エージェント経由
- 面談のうえ、約40社に応募
- 面接まで進んだのは1社
- 推薦の段階で止まることが多かった
エージェントが掲載する求人サイト
- 求人を見て自分で応募
- ほとんど通らなかった
- 応募先は掲載元の紹介会社経由になる
求人サイトから直接応募
- 10社に応募
- 面接まで約6社
- 内定2社。1社は条件を見て辞退、1社は給与を相談中
なぜ直接応募のほうが通ったのか
企業から見ると、エージェント経由の採用は紹介手数料がかかります。同じ経歴でも、直接応募のほうが採用コストが低いぶん、書類の基準が緩くなることがあります。
40代で職種を広げて探す場合は、この差が効きやすい部分です。
求人サイトの使い勝手そのものを検証した記事もあります。

使い分けの型

どれか1つに絞る必要はありません。状況別に、現実的な組み合わせを挙げます。
🕒
在職中で時間がない
エージェント1〜2社+求人サイト1つ。日程調整を任せつつ、自分でも相場を見ておきます。
定番の組み合わせ
🎯
職種を変えたい・40代以降
求人サイト中心。直接応募のほうが通る場面があります。エージェントは情報収集用に1社。
実数で有利だった型
💰
年収を上げたい
スカウト型とエージェントを併用。条件交渉を任せられる相手を持っておきます。
交渉を委ねる型
登録しすぎると管理できなくなる
同じ会社に複数の経路から応募すると、企業側が混乱します。応募先は一覧で管理し、自分で応募済みの会社は担当者に伝えてください。
目安は合計3〜4サービスまでです。
第3の選択肢|スカウト型サービス

求人を探すのでも、紹介を受けるのでもなく、企業やエージェントからの声がかかるのを待つ型もあります。登録して職務経歴を書いておく形式です。
| 転職スカウトサービス | 総合得点 |
|---|---|
| マイナビスカウティング | 73.3点 |
| AMBI | 70.4点 |
| doda X | 69.9点 |
| リクルートダイレクトスカウト | 69.5点 |
| ビズリーチ | 68.9点 |
| ミドルの転職 | 66.5点 |
在職中に「相場だけ知る」用途に向く
スカウト型は、登録して待つだけでも自分の経歴にどんな求人が来るかが分かります。転職するかどうか決めていない段階でも使えます。
満足度の調査では、回答者4,879人のうちマイナビスカウティングが73.3点で最も高い結果でした。
ミドルの転職は「紹介会社の求人が並ぶサイト」
30代・40代向けとして知られていますが、掲載しているのは人材紹介会社です。応募すると間に紹介会社が入るため、実質はエージェント経由になります。
求人サイトの感覚で応募すると、通らない理由が分からないまま終わります。仕組みを知って使ってください。
📚 出典:オリコン顧客満足度調査「転職スカウトサービス」(2026年・回答4,879人)、エン・ジャパン公式ヘルプ(ミドルの転職は人材紹介会社が求人を掲載)。確認日 2026年9月23日。
民間だけが選択肢ではない

費用をかけずに使える公的な窓口もあります。民間サービスと役割が違うので、組み合わせて使えます。
ハローワーク
- 地元の中小企業の求人が中心
- 職業訓練や失業給付の手続きと同じ窓口
- 求人票の内容を職員に確認してもらえる
中高年の活躍支援
- 厚労省の窓口案内(ハローワーク/サポステ/各種支援機関)
- ブランクがある人向けの段階的な支援もある
- 都道府県ごとの取り組みが公開されている
職業訓練
- 受講は無料(テキスト代などは自己負担)
- 雇用保険が使えない人向けの給付金つき訓練もある
- ハローワークで相談できる
40代・氷河期世代が使える制度は、こちらで整理しています。

年代別の選び方と、何社に登録するか

同じ転職サイトでも、年代によって使い方が変わります。登録する数の目安とあわせて整理します。
20代
1年間に転職する人の割合が高い年代です(25〜29歳で男性15.1%・女性16.8%)。求人サイトで幅広く見て、若手向けのエージェントを1つ足す形が合います。
30代
経験で選ばれる年代です。職種で検索できる求人サイトに加え、職種に強いエージェントを1つ。首都圏以外なら全国の求人を扱うところを選びます。
40代・50代
エージェントの紹介が細くなりやすい年代です。私は40代でエージェント経由の面接が約40社中1社でした。求人サイトとハローワークでの直接応募を軸にしてください。
登録は2〜3つが目安
転職経験者への調査では、使ったサイト・エージェントの数は2社が最も多く(約30%)、平均は2.3社でした。
求人サイト1つとエージェント1つ、必要ならハローワークを足す、くらいが連絡の対応を含めて無理のない数です。
転職入職率は、年齢が上がるほど下がる
1年間に転職した人の割合は、男性で25〜29歳15.1%に対し、40〜44歳6.8%、45〜49歳6.0%です。年代が上がるほど動く人が減り、そのぶん1社ごとの応募を丁寧にすることが大事になります。
📚 出典:転職入職率は厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」図4-1、登録数はジャストシステム調べ(2019年7月・転職経験者199人・リクナビNEXT掲載)。確認日 2026年9月26日。
登録前に確認する3点

ランキングの順位より、自分の条件に合うかどうかが先です。
① 有料職業紹介の許可番号
- エージェントは厚生労働大臣の許可が必要
- サイトに「13-ユ-◯◯◯◯◯◯」の形で記載がある
- 記載がない場合は確認する
② 対応している職種・領域
- 得意分野は公式サイトに書かれている
- 自分の職種が対象かを先に見る
- 特化型は該当すれば手厚い
③ 対応エリア
- 首都圏中心のサービスが多い
- 地方在住なら全国型・地方特化型も見る
- ハローワークとの併用も選択肢
求人票に嘘がある場合の見分け方と通報先は、別記事で整理しています。

よくある質問

転職サイトはどれが一番いいですか?
目的によります。オリコンの2026年調査では、満足度の上位はマイナビ転職70.7点、エン転職70.6点、リクナビNEXT70.2点、doda69.9点でした。
ただし満足度は規模の順位ではありません。求人数を重視するか、使いやすさを重視するかで選ぶサービスは変わります。
転職サイトとエージェントは何が違いますか?
サイトは自分で求人を探して直接応募します。エージェントは担当者が求人を紹介し、企業に推薦します。
企業側のコストも違い、エージェント経由は採用時に紹介手数料がかかります。そのぶん書類の基準が上がりやすくなります。
いくつ登録するのが適切ですか?
合計3〜4サービスまでが管理しやすい範囲です。多すぎると連絡の管理ができなくなります。
同じ企業に複数の経路から応募すると混乱を招くので、応募先は一覧にしておいてください。
40代でも転職サイトから応募して通りますか?
通る場合があります。運営者の実例では、エージェント経由で約40社応募して面接1社だったのに対し、求人サイトからの直接応募は10社で面接約6社・内定2社でした。
応募先の条件が違うため単純比較はできませんが、直接応募という選択肢は持っておく価値があります。
エージェントに登録したのに紹介がありません。
そのエージェントの手持ちの求人と条件が合わなかった可能性が高いです。希望条件を見直して再相談するか、別のエージェントを使ってください。
同じ条件でも、会社が変われば紹介が出ることは普通にあります。
まとめ

✅ まとめ:順位より「自分の条件に合うか」
- 満足度上位はマイナビ転職・エン転職・リクナビNEXT・doda(5,255人調査)
- エージェントはマイナビ・エン・doda・リクルートの順(3,432人調査)
- 満足度は規模の順位ではない。求人数とは別の指標
- エージェント経由は推薦を通る必要があり、紹介が出ないこともある
- 運営者の実数では、直接応募のほうが面接まで進んだ(40社→1/10社→約6)
- 登録前に、許可番号・対応領域・エリアの3点を確認する
ランキングだけで決めんと、自分の条件で選ぶのが早いんやな。









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