「面接の案内に、ZoomのURLが届いた。何を準備すればいい?」
いまの中途採用では、面接の半分以上をWebで行う会社が過半数です。対面の面接しか受けたことがない40代にとっては、慣れない形式かもしれません。
私も転職活動でWeb面接を受けました。この記事では、そのときに実際にやったこと(服装・背景・入室の時間)と、やってみて気づいた「顔が暗く映る」問題を含めて、準備から退室までをまとめます。
📖 この記事でわかること
- 中途採用でWeb面接がどのくらい使われているか(調査データ)
- 機材・場所・背景・明るさの準備
- 服装と、暑い日の考え方
- 何分前に入るか、入室から退室までの流れ
- カンペはバレるのか、画面越しの話し方
✅ 先に結論
Web面接で差がつくのは、話す中身より前の「映り方」と「音」です。背景は壁、顔は明るく、カメラは目の高さ。この3つを前日までに試しておけば、大きな失敗はほぼ防げます。
入室は案内に従い、指定がなければ開始5分前が目安です。カンペを読み上げるのはやめて、キーワードのメモにとどめてください。
前日まで
ツールの接続テスト、背景・明るさ・カメラの高さを確認
当日
5分前に入室。通知を切り、緊急連絡先を手元に
面接中
話すときはカメラを見る。対面より少しゆっくり
Web面接は、話す中身より前に「映り」と「音」で損しやすいんや。前の日に一回、自分を映してみるだけで全然ちゃうで。
中途採用のWeb面接はどのくらい使われている?


「Web面接は一部の会社だけ」と思っていると、案内が来てから慌てることになります。まず、企業側の実態を数字で確認します。
面接の50%以上をWebで行った企業(2025年)
51.9%
中途採用担当者1,500名への調査で、面接を実施した企業のうちの割合。「対面のほうが多い」(48.1%)を上回りました
| 面接の段階 | Webが50%以上の企業 |
|---|---|
| 1次面接 | 65.2% |
| 2次面接 | 55.2% |
| 3次面接 | 49.7% |
| 4次面接 | 55.6% |
| 面接全体 | 51.9% |
📚 出典:マイナビ「中途採用状況調査2026年版(2025年実績)」。従業員3名以上の企業の中途採用担当者1,500名、インターネット調査、2025年12月17日〜22日実施。確認日 2026年9月26日。
1次面接はWebが多数派。後半は業種で分かれる
1次面接では、Webが半分以上を占める企業が65.2%あります。業種別では『金融・保険・コンサルティング』の79.3%、『IT・通信・インターネット』の76.0%が高い一方、流通・小売・フードサービスでは3次・4次面接で「対面のほうが多い」が4割を超えています。
つまり「1次はWeb、最後は対面」という会社も珍しくありません。Web面接は、最初の関門として準備しておく価値があります。
企業がWebを増やす理由は「会わなくても人柄が分かる」
同じ調査で、Web面接を増やす理由の1位は「対面で会わなくても、候補者の人柄や雰囲気などを見極められるから」(28.4%)でした。2位は「効率よく面接の実施回数を増やせるから」(27.5%)です。
裏を返すと、面接官は画面越しでも人柄を見ているということです。映り方や声の聞こえ方で印象が落ちるのは、もったいない失点です。
Web面接の準備|機材・場所・背景・明るさ


準備は前日までに終わらせます。当日にやろうとすると、接続トラブルが起きたときに取り返せません。
機材:パソコン+イヤホン
画面が大きく、固定しやすいパソコンが基本です。スマホしかない場合はスタンドで固定し、横向きにします。イヤホンを使うと相手の声が聞き取りやすく、ハウリングも防げます。
場所:静かで途中で人が来ない部屋
家族に面接の時間を伝え、インターホンやペットの声が入らない部屋を選びます。Wi-Fiが不安定なら、ルーターの近くに移るだけでも変わります。
ツール:前日に接続テスト
Zoom・Teams・Google Meetなど、案内されたツールで一度つないでみます。アプリの更新や、名前の表示(フルネームにする)もこのときに済ませます。
背景は「何も映らない壁」がいちばん楽
私は、背景に何も映らないように壁を背にして座りました。部屋を片づけるより早く、生活感が出る心配もありません。
バーチャル背景は、動いたときに輪郭がちらつくことがあります。使うなら無地に近いものにして、事前に映り方を確かめてください。
自分が思ったより暗く映る。これは試さないと気づかない
実際にやってみて意外だったのが、画面の自分が思ったより暗く映ることでした。部屋の明るさは普段どおりでも、カメラを通すと顔が沈んで見えます。
対策は、顔の正面から光を当てることです。窓を背にすると逆光になるので、窓やライトは顔の前側に来るように座ります。卓上ライトをパソコンの後ろに置く、画面の明るさを上げる、といった方法もあります。前日に同じ時間帯で一度映して確かめるのが確実です。
カメラは目の高さ。見下ろす角度にしない
ノートパソコンを机にそのまま置くと、カメラが下から顔を見上げる角度になります。本や箱を下に置いて、カメラと目の高さをそろえてください。
顔と上半身の上のほうが画面に収まる距離が目安です。近すぎると圧迫感が出て、遠すぎると表情が伝わりません。
Web面接の服装|スーツが基本。暑い日はどうする?


画面に映るのは上半身だけですが、服装は対面の面接と同じ基準で考えます。
基本はスーツ。下半身も「見えても困らない」格好に
特に指定がなければスーツが無難です。マイナビ転職の解説でも、トラブルで立ち上がる場面に備えて、下半身が映っても問題ない格好にしておくことがすすめられています。
「上だけスーツ、下は部屋着」は、立ち上がった瞬間に取り返しがつきません。
私は暑かったので、ワイシャツとネクタイにしました
私が面接を受けた日は暑く、上着は着ずにワイシャツにネクタイで臨みました。画面に映る範囲では、襟元とネクタイで十分にきちんとした印象になります。
ただ、上着を着るかどうかの正解は会社によって違います。案内に「スーツ着用」とはっきり書かれていれば上着まで着る、迷ったら着ておく、が安全です。「服装自由」と書かれている場合も、襟つきのシャツにしておけば外しません。
画面で映えやすい
- 白や淡い色のシャツ
- 無地か細かい柄のネクタイ
- 整えた髪、ひげの剃り残しなし
画面で損しやすい
- 細かいしま柄(画面でちらつく)
- 背景の壁と同じ色の服(輪郭がぼやける)
- しわの目立つシャツ


Web面接の当日|何分前に入るか、入室から退室まで


当日の流れを、時間の順に並べます。
15分前:パソコンを起動し、通知・他のアプリを閉じる。スマホはマナーモード
10分前:カメラ・マイク・明るさを最終確認。緊急連絡先の電話番号を手元に
5分前:案内のURLから入室して待機
開始:面接官が入ったら挨拶。名乗ってから一礼
終了:お礼を言い、相手が退室してから自分も退室
何分前に入る? 案内の指定が最優先。なければ5分前
私は、開始5分前から開始時刻までの間に入室していました。マイナビ転職の解説でも、開始の少し前にURLで待機し、企業の案内に従うこと、「5分前から入室可能」とあればその時間に入ることがすすめられています。
早すぎる入室は、面接官が前の予定を終えていないこともあります。遅れそうなときは、開始前に電話かメールで連絡を入れてください。
入室の挨拶は、対面より少し大きく・ゆっくり
面接官が入ってきたら「本日はよろしくお願いいたします。〇〇と申します」と名乗り、一礼します。画面越しだと声が小さく聞こえやすいので、普段より少し大きめを意識します。
待機中の画面も、面接官からは見えていることがあります。入室した時点から面接が始まっているつもりでいてください。
音声や映像が止まったら、黙って待たずにすぐ伝える
相手の声が聞こえない、画面が固まったときは、その場で伝えます。たとえば「申し訳ありません、音声が途切れてしまいました。もう一度お願いできますでしょうか」と言えば十分です。
つながらないときは、チャット機能か、事前に確認した緊急連絡先に電話します。トラブルそのものより、黙ったまま進めてしまうことのほうが失点になります。
退室は「相手が切ってから」
面接が終わったら、お礼を伝えて一礼します。自分から先に退室ボタンを押すより、面接官が退室するのを待ってから切ると丁寧です。
切れたことを画面で確かめるまでは、独り言やため息も控えてください。
カンペはバレる? 画面越しの話し方


Web面接ならではの疑問が「カンペを置いてもいいか」です。
読み上げはバレやすい。キーワードのメモまでにする
画面越しでも、目線が一定の方向に動いたり、話し方が急に平たんになったりすると、読んでいることは伝わります。マイナビ転職の解説でも、カンペは基本的におすすめできず、キーワードをまとめたメモをカメラの横に貼る程度なら有効とされています。
志望動機や職務経歴を文章で書いておくのではなく、「伝えたい実績の数字」「逆質問」など単語レベルのメモにしておくと、話が止まったときの助けになります。
話すときは画面ではなく、カメラを見る
画面の面接官の顔を見て話すと、相手からは目線が下にずれて見えます。自分が話すときはカメラのレンズを見て、相手が話すときは画面を見る、と使い分けます。
ずっとレンズを見続ける必要はありません。大事なことを言う場面だけでも、カメラに目線を合わせると伝わり方が変わります。
相づちは声より「うなずき」。話し終わりは少し間を置く
Web会議のツールでは、2人が同時に話すと片方の声が消えやすくなります。相手が話している間の相づちは、声を出すより大きめにうなずくほうが伝わります。
質問に答え終わったら「以上です」と区切ると、面接官が次に進みやすくなります。


よくある質問


Web面接には何分前に入室すればいいですか?
企業の案内に指定があればそれに従います。指定がなければ開始5分前が目安です。早すぎると面接官の準備が終わっていないことがあります。
Web面接でカンペを使うとバレますか?
文章を読み上げると、目線や話し方の変化で伝わりやすくなります。使うなら、カメラの横に単語レベルのメモを貼る程度にとどめてください。
Web面接の服装は上だけスーツでもいいですか?
立ち上がる場面に備えて、下半身も見えて困らない格好にしておくのが安全です。暑い日に上着を着るかどうかは、案内の指定を優先し、迷ったら着ておきます。
スマホしかなくてもWeb面接は受けられますか?
受けられます。スタンドで固定して横向きにし、目の高さに合わせてください。通知が画面に出ないよう、機内モードにしてWi-Fiだけつなぐなどの設定もしておきます。
顔が暗く映るときはどうすればいいですか?
窓やライトを顔の前側に来るように座り、逆光を避けます。卓上ライトをパソコンの後ろに置く、画面の明るさを上げるといった方法もあります。前日に同じ時間帯で映して確かめてください。
まとめ


✅ まとめ
- 面接の半分以上をWebで行う企業は51.9%。1次面接では65.2%
- 背景は壁、顔は正面から明るく、カメラは目の高さ
- 自分は思ったより暗く映る。前日に同じ時間帯で試す
- 服装はスーツが基本。暑い日の上着は案内の指定を優先
- 入室は案内に従い、指定がなければ5分前
- カンペは読み上げず、単語のメモまで。話すときはカメラを見る
前の日に一度、自分を映してみる。それだけで当日の不安がずいぶん減りますね。









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