「結局、どの仕事がいちばん稼げるの?」
年収が高い仕事と聞くと、医師やパイロットを思い浮かべる人が多いはずです。実際その通りですが、それだけでは転職の参考になりません。
この記事では、国の賃金統計(令和7年)の145職種の年収を計算してランキングにしました。そのうえで、資格や学歴がなくても40代から目指せる年収の高い仕事を抜き出します。
📖 この記事でわかること
- 年収が高い職業ランキングTOP20(145職種から)
- 上位の仕事に共通する条件
- 資格・学歴なしで40代から目指せる、年収の高い仕事
- 年収が低めの仕事と、その理由
- 今の仕事のまま年収を上げる方法
✅ 先に結論
年収の1位は航空機操縦士(1,631.7万円)、2位は医師(1,512.3万円)でした。上位は国家資格・長い教育・管理職の仕事がほとんどです。
ただ、資格がなくても入れる仕事の中にも、営業職(約660万円)や電気工事(628.1万円)のように、145職種の中で上位2割に入るものがあります。40代の転職なら、ここが現実的な狙い目です。
1位 航空機操縦士
1,631.7万円
営業職(その他)
660.7万円
電気工事従事者
628.1万円
医者やパイロットは別格や。でも資格なしで入れる仕事にも、上位3割に入るもんがちゃんとあるで。
年収が高い職業ランキングTOP20|145職種から


国の賃金統計で、職種ごとの「毎月の給与×12か月+年間の賞与」を計算し、高い順に並べました。
| 順位 | 職種 | 年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 航空機操縦士 | 1631.7万円 | 39.7歳 |
| 2位 | 医師 | 1512.3万円 | 45.7歳 |
| 3位 | その他の経営・金融・保険専門職業従事者 | 1134.6万円 | 39.4歳 |
| 4位 | 大学教授(高専含む) | 1082.6万円 | 57.5歳 |
| 5位 | 歯科医師 | 1062.7万円 | 39.6歳 |
| 6位 | 法務従事者 | 981.1万円 | 46.5歳 |
| 7位 | 管理的職業従事者 | 966.8万円 | 51.5歳 |
| 8位 | システムコンサルタント・設計者 | 889.0万円 | 38.3歳 |
| 9位 | 大学准教授(高専含む) | 876.4万円 | 49.3歳 |
| 10位 | 公認会計士,税理士 | 810.8万円 | 42.2歳 |
| 11位 | 研究者 | 802.0万円 | 42.5歳 |
| 12位 | 企画事務員 | 736.8万円 | 43.0歳 |
| 13位 | 小・中学校教員 | 735.2万円 | 42.2歳 |
| 14位 | 輸送用機器技術者 | 725.4万円 | 41.4歳 |
| 15位 | 鉄道運転従事者 | 719.2万円 | 41.0歳 |
| 16位 | 大学講師・助教(高専含む) | 712.2万円 | 41.6歳 |
| 17位 | 発電員,変電員 | 707.2万円 | 42.3歳 |
| 18位 | 電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く) | 703.9万円 | 42.1歳 |
| 19位 | 獣医師 | 680.5万円 | 38.7歳 |
| 20位 | 建築技術者 | 679.0万円 | 43.4歳 |
📚 出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」(職種)第1表 職種(小分類)別、産業計・企業規模10人以上・男女計の一般労働者。年収は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」で当ブログが計算(残業代を含む)。145職種(不詳を除く)。確認日 2026年10月5日。
上位は「国家資格」「長い教育」「管理職」
TOP20には、航空機操縦士、医師、歯科医師、公認会計士・税理士、法務従事者など、国家資格や長い教育が必要な仕事が並びます。管理的職業従事者(いわゆる管理職)も966.8万円で7位です。
大学教授・准教授・講師、研究者、技術者も多く、専門性の高さがそのまま年収に表れています。
145職種の平均は約545万円
この表の145職種を、働く人の数で重みをつけて平均すると、年収は約545.5万円でした(当ブログ計算)。TOP20はすべてこれを大きく上回っています。
自分の仕事がどのあたりにいるかの目安にしてください。
資格・学歴なしで40代から目指せる、年収の高い仕事


TOP20の多くは、40代から目指すのは現実的ではありません。そこで、入るときに国家資格や大学の専門教育が必須ではない仕事を抜き出しました。
| 順位 | 職種 | 年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|---|
| 21位 | 金融の営業(銀行・証券など) | 674.4万円 | 37.1歳 |
| 25位 | 営業職(その他) | 660.7万円 | 42.4歳 |
| 26位 | 機械・IT系の営業 | 659.4万円 | 42.2歳 |
| 29位 | 電気工事従事者 | 628.1万円 | 41.6歳 |
| 35位 | 機械の整備・修理 | 598.0万円 | 42.5歳 |
| 39位 | クレーンの運転 | 586.7万円 | 47.7歳 |
| 40位 | 自動車の営業 | 585.7万円 | 39.9歳 |
| 70位 | 大型トラックの運転手 | 507.2万円 | 51.5歳 |
| 72位 | 自動車整備 | 503.8万円 | 40.6歳 |
📚 出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」(職種)第1表 職種(小分類)別、産業計・企業規模10人以上・男女計の一般労働者。年収は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」で当ブログが計算(残業代を含む)。145職種(不詳を除く)。確認日 2026年10月5日。 ※電気工事は第二種電気工事士、クレーンや大型トラックは免許・技能講習が必要ですが、働きながら・会社の支援で取る人も多い仕事です。
いちばん現実的なのは「営業職」
営業職は、金融の営業が674.4万円、その他の営業が660.7万円、機械・IT系の営業が659.4万円と、145職種の中で20位台に並びます。学歴や資格よりも、成果で評価されやすい仕事です。
接客や販売、サービス業の経験は、営業に生かしやすい経験です。歩合や成果給がある会社では、実績しだいでさらに上を目指せます。
手に職をつけるなら「電気工事」
電気工事従事者は628.1万円で29位、平均年齢は41.6歳です。第二種電気工事士の資格が必要ですが、学歴や実務経験がなくても受験でき、見習いとして働きながら取る人もいます。
人手不足の業界で、資格と経験を積むほど年収を上げやすいのが特徴です。
運転の仕事は「大型」で差がつく
大型トラックの運転手は507.2万円で、中・小型のトラック(448.6万円)より約60万円高くなっています。タクシー運転者は450.8万円、バス運転者は453.1万円でした。
運転の仕事で年収を上げるなら、大型免許などの上位の免許を取るのが近道です。


女性で年収が高い仕事|男女別に見ると
「女性で給料が高い仕事」もよく検索されています。同じ統計を女性だけで計算した上位10職種です(働く人が少ない職種は除外)。
| 順位 | 職種(女性) | 年収 |
|---|---|---|
| 1位 | 医師 | 1274.5万円 |
| 2位 | 歯科医師 | 998.8万円 |
| 3位 | 大学教授(高専含む) | 980.9万円 |
| 4位 | 法務従事者 | 899.4万円 |
| 5位 | 管理的職業従事者 | 863.0万円 |
| 6位 | その他の経営・金融・保険専門職業従事者 | 851.6万円 |
| 7位 | 大学准教授(高専含む) | 834.6万円 |
| 8位 | システムコンサルタント・設計者 | 769.8万円 |
| 9位 | 公認会計士,税理士 | 691.0万円 |
| 10位 | 小・中学校教員 | 686.0万円 |
📚 出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」(職種)第1表、産業計・企業規模10人以上の一般労働者(女性・男性別)。年収は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」で当ブログが計算。確認日 2026年10月8日。 女性の労働者数(十人単位)が100未満の職種は除外。
| 職種 | 女性 | 男性 |
|---|---|---|
| 企画事務員 | 625.8万円 | 825.2万円 |
| その他の営業職業従事者 | 552.6万円 | 689.0万円 |
| 薬剤師 | 539.4万円 | 605.7万円 |
| 看護師 | 521.1万円 | 552.0万円 |
| ソフトウェア作成者 | 507.6万円 | 598.0万円 |
| 総合事務員 | 447.1万円 | 674.7万円 |
| 保険営業職業従事者 | 446.5万円 | 887.1万円 |
📚 出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」(職種)第1表、産業計・企業規模10人以上の一般労働者(女性・男性別)。年収は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」で当ブログが計算。確認日 2026年10月8日。
女性の上位も「国家資格・専門職・管理職」
女性の上位も、医師、歯科医師、大学教授、法務従事者、管理的職業従事者など、男女計のランキングと同じ顔ぶれが並びます。資格なしで入れる仕事では、企画事務員(625.8万円)や営業職(552.6万円)が上位に入ります。
看護師は女性で521.1万円で、働く人の数が多い職種の中では高い水準です。
同じ職種でも、男女で差が大きいものがある
表のとおり、看護師や薬剤師のように男女の差が小さい職種もあれば、保険営業(女性446.5万円・男性887.1万円)のように大きな差がある職種もあります。管理職の割合や勤続年数、働き方の違いが影響していると考えられます。
職種を選ぶときは、平均だけでなく、自分と同じ立場の人がどのくらい稼いでいるかも見てください。
年収が低めの仕事と、その理由


反対に、145職種の中で年収が低めの仕事も見ておきます。どれも社会に欠かせない仕事ですが、年収だけを見るとこうなります。
| 順位 | 職種 | 年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|---|
| 125位 | 介護職員(医療・福祉施設等) | 388.0万円 | 45.3歳 |
| 126位 | 販売店員 | 384.8万円 | 43.6歳 |
| 127位 | 訪問介護従事者 | 381.9万円 | 51.2歳 |
| 128位 | 警備員 | 379.9万円 | 53.8歳 |
| 129位 | 飲食物調理従事者 | 379.1万円 | 44.9歳 |
| 137位 | 受付・案内事務員 | 353.4万円 | 42.8歳 |
| 139位 | 看護助手 | 337.1万円 | 48.7歳 |
| 144位 | ビル・建物清掃員 | 297.4万円 | 52.1歳 |
📚 出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」(職種)第1表 職種(小分類)別、産業計・企業規模10人以上・男女計の一般労働者。年収は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」で当ブログが計算(残業代を含む)。145職種(不詳を除く)。確認日 2026年10月5日。
低めの仕事に共通するのは「賞与が少ない」こと
年収が低めの仕事は、毎月の給与だけでなく、年間の賞与が少ない傾向があります。たとえば年間の賞与は、ビル・建物清掃員が21.1万円、警備員が34.0万円なのに対し、管理的職業従事者は247.1万円で、賞与だけで200万円以上の差がついています。
求人を比べるときは、月給だけでなく賞与の実績も必ず確認してください。
介護は「上がり始めている」仕事
介護職員は388.0万円で125位ですが、介護労働安定センターの調査では、月給の人の平均月収が前年度より3.1%上がっていました(介護労働安定センター「令和6年度介護労働実態調査」)。国の処遇改善も続いていて、今後の伸びが期待される仕事です。
介護職の給料と現状は、別の記事でくわしくまとめています。


年収が高い会社を求人票で見分ける4つのポイント
同じ職種でも、会社によって年収は大きく変わります。求人票を見るときに確かめたい点をまとめました。
① 賞与の実績
「賞与年2回」だけでなく「昨年度実績◯か月分」が書かれているか
② 固定残業代
月給に何時間分の残業代が含まれているか。含まれていると基本給は低め
③ 年収の幅と例
「年収400万〜700万円」のような幅と、入社◯年目のモデル年収
④ 平均年齢・勤続年数
長く働く人が多いか。若い人ばかりの会社は昇給の道筋を確認
年収の差は「賞与」でつく
このランキングで上位と下位の差が大きいのは、毎月の給与以上に、年間の賞与の差が大きいためです。求人票では、賞与の「実績」が書かれているかを必ず確認してください。
「賞与あり」だけで実績がない場合は、面接や内定後に昨年度の実績を聞くと安心です。
固定残業代込みの月給は、時給に直して比べる
「月給30万円(固定残業代45時間分を含む)」のような求人は、月給が高く見えても、残業を除いた基本の給与は低いことがあります。固定残業代の仕組みと見分け方は、別の記事でまとめています。


年収を上げる3つの方法|職種を変えなくてもできる


同じ職種で、給料の高い会社に移る(大企業・成長業界・賞与の多い会社)
資格や免許で、同じ仕事の中の上の段に上がる(大型免許・電気工事士など)
管理職・リーダーを目指す(管理的職業従事者は966.8万円で7位)
同じ営業でも、会社で年収は大きく変わる
今回の数字は、同じ職種の平均です。同じ営業職でも、扱う商品や会社の規模、賞与の出し方で年収は大きく変わります。
職種を変える前に、今の経験を生かして、より給料の高い会社に移れないかを考えるほうが、早く確実に年収を上げられることもあります。
年収交渉は、内定のあと・承諾の前
転職で年収を上げるなら、内定が出て条件が示されたあと、承諾する前に交渉するのが基本です。根拠と希望金額をセットで伝えます。
私も今、内定をもらった会社と年収の交渉をしています。交渉のタイミングや複数の内定の比べ方は、別の記事にまとめています。


よくある質問


年収が一番高い職業は何ですか?
国の賃金統計(令和7年)から計算すると、航空機操縦士が1,631.7万円で1位、医師が1,512.3万円で2位でした。どちらも長い訓練や国家資格が必要な仕事です。
資格なしで年収が高い仕事はありますか?
営業職が代表的です。金融の営業は674.4万円、その他の営業は660.7万円で、145職種の中で20位台に入ります。成果で評価されやすく、学歴や資格が必須ではない仕事です。
40代から年収を上げやすい仕事は何ですか?
経験を生かせる営業職、資格を取って働く電気工事(628.1万円)、大型免許を使う大型トラックの運転(507.2万円)などが現実的です。
この記事の年収はどうやって計算していますか?
厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」の職種別データで、毎月決まって支給される給与(残業代を含む)を12倍し、年間の賞与を足して計算しています。企業規模10人以上・男女計の一般労働者の平均です。
給料が高い仕事に転職するにはどうすればいいですか?
今の経験を生かせる職種で、給料の高い会社や業界に移るのが近道です。求人サイトと転職エージェントを併用して、年収の条件で比べてください。
女性で年収が高い仕事は何ですか?
同じ統計を女性だけで計算すると、医師、歯科医師、大学教授、法務従事者、管理的職業従事者などが上位でした。資格なしで入れる仕事では、企画事務員(625.8万円)や営業職(552.6万円)が高い水準です。
年収が高い会社は求人票のどこで見分けられますか?
賞与の実績(何か月分か)、固定残業代の有無と時間、年収の幅とモデル年収、平均年齢や勤続年数の4点を確認してください。
まとめ


✅ まとめ
- 1位は航空機操縦士1,631.7万円、2位は医師1,512.3万円
- 上位は国家資格・長い教育・管理職の仕事。145職種の平均は約545万円
- 資格なしなら営業職(約660万円)が現実的な狙い目
- 手に職なら電気工事628.1万円、運転なら大型トラック507.2万円
- 職種を変えなくても、会社を変える・資格を取る・管理職を目指す方法がある
資格がなくても、営業なら上位に入れるんですね。まず今の経験が生かせる仕事から見てみます。








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