「学歴社会って、今もまだ続いてるの?」「自分の大学だと、もう大手は無理?」
就活を始めると、「学歴フィルター」という言葉を一度は目にします。説明会の予約が自分だけ満席になった、という話もよく聞きます。
この記事では、国の統計と求人の調査をもとに、学歴社会は今も続いているのかを確かめ、そのうえで学歴に関係なく内定を取るためにできることをまとめます。
📖 この記事でわかること
- 学歴社会は今も続いているのか(初任給と年齢別の賃金データ)
- 学歴フィルターとは何か・なぜあるのか
- 求人の半分以上は従業員300人未満の会社という事実
- 学歴に関係なく内定を取るための5つの方法
- 一人で準備が難しいときの相談先
✅ 先に結論
データで見ると、学歴による差は今も残っています。初任給の時点で差があり、年齢が上がるほど差は広がります。
ただし、学歴で決まるのは「最初の書類で見られやすいかどうか」までのことが多く、面接で評価されるのは、自分の言葉で経験と考えを話せるかです。学歴は変えられませんが、ESと面接の準備は今から変えられます。
大卒の初任給
26.2万円
高卒の初任給
20.7万円
求人のうち300人未満の会社
約5割
📚 出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況」第3表・第10表(一般労働者の所定内給与額・月額)。確認日 2026年10月11日。/リクルートワークス研究所「第43回 ワークス大卒求人倍率調査(2027年卒)」(2026年4月23日公表)。全国の民間企業8,200社対象・回収3,933社。確認日 2026年10月11日。
学歴は変えられへん。でも、ESと面接の中身はこれから変えられるで。
学歴社会は今も続いている?データで確かめる


| 学歴 | 初任給(月額) |
|---|---|
| 大学院 | 29.9万円 |
| 大学 | 26.2万円 |
| 高専・短大 | 23.6万円 |
| 専門学校 | 23.1万円 |
| 高校 | 20.7万円 |
📚 出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況」第3表・第10表(一般労働者の所定内給与額・月額)。確認日 2026年10月11日。
スタートの時点で、大卒と高卒には約5.5万円の差
2025年の新卒の初任給は、大学卒が26.2万円、高校卒が20.7万円でした。社会に出た最初の月から、学歴によって給料に差があります。
多くの会社では、初任給を学歴ごとに分けて決めています。
| 年齢 | 高校卒 | 大学卒 | 差 |
|---|---|---|---|
| 20〜24歳 | 22.5万円 | 26.4万円 | 3.9万円 |
| 30〜34歳 | 27.6万円 | 34.0万円 | 6.4万円 |
| 40〜44歳 | 30.9万円 | 42.5万円 | 11.6万円 |
| 50〜54歳 | 33.5万円 | 49.5万円 | 16.0万円 |
| 55〜59歳 | 33.2万円 | 52.9万円 | 19.7万円 |
📚 出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況」第3表・第10表(一般労働者の所定内給与額・月額)。確認日 2026年10月11日。男女計。差は表の金額から計算。
年齢が上がるほど、差は広がっていく
年齢別に見ると、20代前半では約4万円だった差が、50代後半では約20万円まで広がります。データの上では、学歴社会は今も続いていると言えます。
ただ、この差には、学歴そのものだけでなく、就いている仕事や会社の大きさの違いも含まれています。「大卒なら誰でも給料が上がる」という意味ではない点に注意してください。
学歴だけじゃない。会社の大きさでも給料は変わる


| 年齢 | 大企業 | 中企業 | 小企業 |
|---|---|---|---|
| 20〜24歳 | 25.8万円 | 23.8万円 | 22.6万円 |
| 30〜34歳 | 34.5万円 | 29.9万円 | 28.7万円 |
| 40〜44歳 | 42.2万円 | 34.6万円 | 31.9万円 |
| 55〜59歳 | 46.6万円 | 37.7万円 | 33.5万円 |
📚 出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況」第4表(一般労働者の所定内給与額・男女計)。大企業=常用労働者1,000人以上、中企業=100〜999人、小企業=10〜99人。確認日 2026年10月11日。
会社の大きさでも、年齢とともに差が広がる
会社の大きさ別に見ると、20代前半の大企業と小企業の差は約3万円ですが、50代後半では約13万円に広がります。学歴による差と同じように、年齢が上がるほど開いていく形です。
前の章の「学歴による差」の一部は、どの大きさの会社に入ったかの違いでもあると考えられます。
大きな会社だけが正解ではない
ただし、平均の給料だけで会社を選ぶのはおすすめしません。大きな会社ほど応募が集中し、入社後も転勤などの条件がつくことがあります。
自分が何を大事にして働きたいかという「就活の軸」を決めてから、会社の大きさを考えるのが順番です。
学歴フィルターとは?なぜ企業は使うのか


学歴フィルターとは、企業が応募してきた学生を、大学名などで最初にふるい分けることを指す言葉です。説明会の予約や書類選考の段階で起きると言われています。
応募が多すぎる
人気企業には採用人数の何十倍もの応募が来るため、全員を同じように見るのが難しい
過去の採用実績
これまで採用してきた大学から選ぶほうが、失敗が少ないと考える
公表はされない
企業が「学歴で絞っている」と公表することはなく、外からは確かめにくい
学歴フィルターは「ある」と思って動くほうがいい
学歴フィルターがあるかどうかは、企業が公表しないため、外からは確かめられません。「42校」などの大学リストも出回っていますが、公式なものではありません。
それでも、人気企業ほど応募が集中するのは事実です。あると思って、別の入り口を用意しておくほうが現実的です。
フィルターがあるのは、主に「最初の入り口」
学歴で見られやすいのは、説明会の予約や書類選考といった最初の段階です。面接に進んでからは、学歴よりも、話す内容や人柄が見られます。
つまり、最初の入り口を別のルートで通り抜け、面接で自分の言葉で話せれば、学歴の不利は小さくできます。
求人の半分以上は、従業員300人未満の会社


| 会社の大きさ(従業員) | 2027年卒の求人数 | 全体に占める割合 |
|---|---|---|
| 300人未満 | 38.5万人 | 約51% |
| 300〜999人 | 15.1万人 | 約20% |
| 1,000〜4,999人 | 15.8万人 | 約21% |
| 5,000人以上 | 5.5万人 | 約7% |
📚 出典:リクルートワークス研究所「第43回 ワークス大卒求人倍率調査(2027年卒)」(2026年4月23日公表)。全国の民間企業8,200社対象・回収3,933社。確認日 2026年10月11日。割合は求人総数74.8万人から計算。
大企業の求人は、全体の1割もない
2027年卒の大卒求人は全体で74.8万人。そのうち従業員5,000人以上の会社は5.5万人で、全体の約7%です。一方、300人未満の会社は38.5万人で、半分を超えています。
学歴フィルターの話は、主に応募が集中する一部の人気企業のことです。求人全体で見れば、学歴より中身を見て採用したい会社のほうがずっと多いのです。
求人倍率は1.62倍。学生より求人のほうが多い
2027年卒の大卒求人倍率は1.62倍でした。民間企業への就職を希望する学生1人に対して、1.62件の求人がある計算です。
「どこにも入れない」状況ではありません。どこを狙い、どう準備するかで結果は変わります。
学歴に関係なく内定を取る5つの方法


📝 学歴の不利を小さくする5つの方法
自己分析で「自分の軸」を言葉にする:なぜその会社か、を自分の経験から話せるようにする
ESを第三者に見てもらう:書類で落ちるなら、まず中身を直す
インターンや OB・OG訪問から入る:大学名だけで判断されない入り口を使う
スカウト型・紹介型のサービスを使う:企業の側から声がかかる仕組みを使う
中堅・中小の優良企業にも目を向ける:求人の半分以上は300人未満の会社
いちばん効くのは「自分の言葉で話せるか」
面接で見られるのは、大学名ではなく、あなたが何を考え、どう動いてきたかです。立派な経験である必要はなく、アルバイトやゼミの経験でも、自分の言葉で筋道立てて話せれば評価されます。
逆に、高学歴でも、志望動機が借りてきた言葉だと落ちます。ここは学歴に関係なく、準備で差がつくところです。
書類で落ちるなら、ESを人に見てもらう
エントリーしても書類で落ち続けるなら、学歴のせいと決めつける前に、ESの中身を見直す価値があります。自分では気づけない分かりにくさは、第三者に読んでもらうと見つかります。
大学のキャリアセンターや、就活を経験した先輩、就活サポートのサービスに見てもらう方法があります。


一人で準備が不安なら|新卒向けの就活サポート「REFLAME」


ESや面接の準備を一人で進めるのが不安なら、就活を経験した先輩に相談できるサービスを使う方法もあります。ここでは、新卒の就活生向けの就活サポート「REFLAME(リフレーム)」を紹介します。
ES添削
書類で落ち続けるときに、ESの中身を一緒に見直す
業界・企業選びの相談
どんな会社を受けるか、自分の軸から一緒に考える
ガクチカ・面接対策
学生時代の経験を、面接で伝わる形に整理する
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 無料(公式サイトに「一切費用はかかりません」と記載) |
| 相談の形 | 1時間・オンライン(スマホ・PCで参加できる) |
| 相談相手 | 就活を経験したOB・OG |
| 支援実績 | 4,200名以上(同社の公表値) |
| 運営 | 株式会社REFLAME(大阪)・有料職業紹介事業 許可番号 27-ユ-303562 |
📚 出典:REFLAME公式サイト(新卒向け無料相談ページ)。確認日 2026年10月12日。満足度・支援実績は同社の公表値。
申し込みから相談までの流れ
公式サイトで相談したい日程を選んで予約し、当日はオンラインで1時間ほど相談します。スマホからでも参加できます。
相談のあとにどう進めていくかは、公式サイトには詳しく書かれていません。相談のときに、その後のサポート内容を確かめてから決めてください。
使った方がいい人
- ESで落ち続けていて、理由が分からない
- 自己分析が進まず、志望動機が書けない
- 身近に就活の相談ができる先輩がいない
使わなくていい人
- 大学のキャリアセンターでESや面接を十分見てもらえている
- 相談できる先輩がいて、準備が順調に進んでいる
- 既卒・第二新卒の人(新卒向けのサービスのため)
使う前に知っておきたいこと
REFLAMEは新卒の就活生向けのサービスで、既卒や第二新卒で使えるかは公式サイトに書かれていません。また、相談したからといって選考の結果が保証されるわけではありません。
満足度97%という数字は、同社が2025年4月〜2026年4月に集めた回答(2,000件)による自社調べです。まずは無料相談で、自分に合うかを確かめるのがおすすめです。
学歴を気にしすぎて損するパターン


人気企業だけに応募する
応募が集中する会社ほど、最初の入り口で絞られやすい
落ちた理由を全部学歴にする
ESや面接の中身を見直すきっかけを失う
一人で抱えこむ
準備の方向がずれたまま、時間だけが過ぎてしまう
新卒の入り口だけで、人生は決まらない
私は新卒で入った会社を5か月で辞め、そのあと何度か転職してきました。新卒で入る会社が、そのまま一生を決めるわけではありません。
だからこそ、学歴で自分を小さく見積もらず、今できる準備に時間を使ってほしいと思います。
内定がなかなか出ないときは
就活がうまくいかないときの立て直し方は、別の記事でデータとあわせてまとめています。


よくある質問


学歴社会は今も続いていますか?
データの上では続いています。2025年の初任給は大学卒26.2万円・高校卒20.7万円で、年齢が上がるほど差は広がります。ただし差には仕事や会社の大きさの違いも含まれます。
学歴フィルターは本当にありますか?
企業は公表しないため、外からは確かめられません。ただ、人気企業に応募が集中するのは事実なので、あると思って別の入り口も用意しておくのが現実的です。
学歴が低いと大手企業には入れませんか?
入れないとは言い切れません。インターンやOB・OG訪問、スカウト型のサービスなど、大学名だけで判断されにくい入り口があります。面接では学歴より話す中身が見られます。
学歴に関係なく評価されるには何をすればいいですか?
自己分析で「なぜその会社か」を自分の経験から話せるようにすること、ESを第三者に見てもらうことが効果的です。
学歴で内定がもらえないときは、どこに相談すればいいですか?
大学のキャリアセンターのほか、就活を経験した先輩や、ES添削・面接対策をしてくれる就活サポートのサービスに相談する方法があります。
大企業と中小企業で給料はどれくらい違いますか?
2025年の統計では、20代前半で大企業25.8万円・小企業22.6万円、50代後半で大企業46.6万円・小企業33.5万円でした。年齢とともに差は広がります。
高卒でも大卒と同じくらい稼げますか?
平均では差がありますが、平均はあくまで全体の値です。仕事の内容や会社、資格や経験によって個人の給料は大きく変わります。
まとめ


✅ まとめ
- 初任給・年齢別の賃金を見ると、学歴による差は今も残っている
- 学歴フィルターは、主に人気企業の「最初の入り口」で起きる
- 大卒求人の半分以上は従業員300人未満の会社
- 面接で見られるのは、自分の言葉で経験と考えを話せるか
- 自己分析・ESの見直し・別の入り口で、学歴の不利は小さくできる
学歴のせいにする前に、ESと面接の中身を見直してみます。




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